路傍の色、山の色、クロサワの色



冬の無彩色の路傍に、パートカラー。
荒れた土地に、けなげに咲いてくれる花たち。
こういう時、なぜだか、クロサワ映画の『天国と地獄』を
思い出す。
誘拐犯が奪った現金が入ったカバンを燃やすと、赤い煙が出る仕掛け。
モノクロ映画で、このシーンの煙だけ色が着いていた。


そういえば、昨日、映画 用心棒も カラーで撮影したのに
あえてモノクロに直して公開したことが秘蔵フィルムの発見でわかったと
ニュースで言っていたっけ。
さて、山は秋色に染まってきています。