見えている一部・・リニューアル東京都美術館とホドラー展


一昨日は、久しぶりに上野へ。
東京都美術館には、さらに久しぶり・・リニューアルしてからは初めて。
入り口で出迎えるオブジェの球体。
人が 自分は見ている と認識するものは
ほんの一部かもしれない。


だからこそ・・五感・・感じ取る・・自分だけの感性を研ぐことが
大切なんじゃないかな。
自分も、風景を描くとき、できるだけ、多くの角度や高さから
見て感じ取るようにしているが・・十分かどうかはわからない。
そんなことを考えていた。

汗ばむ夏の日差しのような暑さと思いきや
夕方には風が冷たく拭いて、寒いくらいだった。
西洋美術館のホドラー展・・筋骨隆々だが、手首は異常に細い
ホドラーが描く女性たち。
かたや、痩せて死んだ人も多く描いている。
家族を早くから亡くした経緯のある彼の、命に対する何らかの反映だろうか?
レマン湖、アルプス・・スイス人としての豊かな環境の風景画も
見ることが出来た。