昨日は、敬愛する、奄美で生涯を閉じた画家
田中一村が最後に住んで絵を描き続けた住まいに行った。
思えば、この地に行きたい・・約15年前に思った願いで
今回、奄美に来ているのだ。
住まいに来て触れて、私は思わず目頭が熱くなった。
ここで暑さと湿気と虫などと格闘しながら
冷ややかな目の中で孤高に恵を描き続けた
一村氏の・・何か呼吸のような、怨念のような目に見えないものを感じた。
彼が作品で描いている妻紅蝶。
高いところで飛んでいたが、私たちのすぐそばに来て止まった。
偶然だろうが、私には 迎えてくれたような気がして感謝した。
そこを去ってから、とても複雑な思いでいた。
海辺に出て、去来する雲が動く風景をスケッチして夕方になり
早めに眠った。