8月の いちまいの絵

風と五感の絵画作家の
今月のいちまいの絵が、更新されています。

『水辺のアルバム』
高麗の巾着田は有名だが
どうも私は、人工的に一斉に植えられたものとかに
美を感じることが出来ない。
しかし、ここに流れている高麗川の水辺にたたずんでいると
暑い日差しの中で、
その水音と腰かけている人たちのシルエットに
涼を感じることが出来て、描きたいと思った。

奥に見える深い緑や青と、オレンジにも似た川辺の色合い
手前の彼岸花・・そうしたコントラストも美しく感じた。

 太宰治津軽で、風景という言葉について出てくる箇所があるが
風景は、人との関わり合いの印象がどこかに
残っているものなのかもしれないなあなどと
最近は思う。