たかがマット、されどマット


私は多くの場合、このマットを好んで使用する。
嫌味が無い程度にクリームがかっており
紙の粒子を感じられる HB43。
たかがマット、絵はそんなもので左右されるか?
..実は若い頃はそう思っていた。
どんなマットや額でも絵が良ければ関係ないんだと・・

でも、良い人でも
着るものと、その場所ではという所謂TPOで印象は異なる。
悪くも良くも見えるのだ。
10代は油彩画中心だったから、マットは使用しなかったから
より印象が繊細な水彩作品の装丁には、無頓着だったのだろう。
でもHB43に固執はしていない。
あくまでも絵に合うかが大切で、場合によっては自分で作ってしまう。

これもそのひとつ
春開く窓
個人所蔵
展示するなら、絵を送り出すなら、正装させるべきだと思っています。