灼熱の清潔


亡き父に連れられていった テアトル東京
そこで見た映画の一つが『アラビアのロレンス』だった。
ロレンスに質問される
なぜ砂漠にいるのですか?
彼は答えた・・『清潔だからだ。』
薪ストーブの この燃える炎を見つめていると
なぜかこの言葉を思い出す。


中途半端な温度は、ものを腐らせる
灼熱と精錬された火は
純白で清々しくさえある。
隣近所の手前、都心ではなかなか薪ストーブはできない。
自分は裕福でないながらも
すべての電気、ガス、水道、灯油が無くなっても続く
この炎に幸せを感じる。