西瓜の思い出


健治兄さんから、久那の畑でできた西瓜を
いただいた。
秩父で、こんなに大きくて甘い西瓜を作るなんて
グレートだ。
そういえば、子供のころ(昭和30年代)は
丸のままの西瓜を叩いて音を聴いて
親父が買って帰り、半分ずつにして冷蔵庫に入れたなあ。
その頃は錦糸町に住んでいた。
昔は半月上に切ったものを丸かぶりしていた。

郷里岡山の縁側で、種を吹き飛ばしたっけ。
大人に、そこから芽が出るぞと言われたのを本気にしていた。

親父が他界する少し前
暗い病室で、
まな板が見つからず、将棋盤の上で
親父と二人 西瓜を食べたなあ。
ロビーに響く しゃるるる という音を気にしながら
急いで食べた。でも親父は 
してやったり と言わんばかりの満足顔だった。
なんか今は、八百屋のやりとりも無く
風情と言うか体温を感じない世の中で
温暖化の影響の体温上昇を気にするばかりだ。


西瓜の食べ終わったもので浅漬けを作った。
結構食べれた。