地と路地と熱


一昨日の濡れた路面に
張り付いている葉たち。

林の中の、雨を受けない地面に
ふわりと落ちて大地の命の一部となる葉たち。
11月の場違いな気温の照り返しで
とまどう葉たち。

やすらかに人生のフィナーレを迎えたいであろう
これら葉たち

やはり不自然でかみあわない
ぎくしゃくしたものを感じながら
人間が壊してしまっていることを痛感しながらも
昨日は歩いた。
作品は『葉もの語り(コート纏う)』個人所蔵