樹の気

森の中を
林の中を歩くのが好きだ。
人は、森林浴などと言うが
私は、崇高な気持ちさえ芽生える
特別な領域にお邪魔して探検するような
気持ちになる。

そこは、綺麗な空気とかを越えた
樹の気に満ちた世界だ。
時折 声を感じる・・
『おい、香本くん』などと呼びかけてくれたりは
しないが、通り過ぎてしまうのかい とか
招き入れられるような 
はっとする瞬間があって
行ってみると、
そうか、ここを見せたかったのかと
勝手に納得したりする。


根を張り続ける樹の鼓動
温かく、力強く、優しく、美しい。

ありがとう。
感謝します。