時を知り


昨日、パートナーが
飯能の丸屋さんに行った時に
先日行われた風土季を楽しむ会にと
私が持参したリーフレットを皆さんが喜んでくださったと聞いた。

風土季は田植えから8ヶ月ほども
何工程も皆の手がかかって産まれる酒。
植える時、刈る時、仕込む時・・
それぞれの時を誤ると、こうした美酒は出来ない。

今朝、家の前に、今年初めての ふきのとう と対面。
こんな冷たい土から出て、表面の石を押しのけて
芽吹く姿が心を打つ。
彼らも 時を知っているのだろう。
大気も朝はいまだ0℃だが、霧の朝を繰り返し
暖かさへの準備をしているのだろうか。

伊勢 正三さんの作った『なごり雪』の詩に
なごり雪も 降る時を知りとある。
私の中は 何の
時を知っているのだろう。