入道雲と蜩(ひぐらし)は夏の五感

連夜の暑苦しさのせいか
日中体内に熱を蓄えてしまっているせいか
起きて階段を降りるときに、足首が痛む。

昨日の空に、もくもくと立ち昇る
入道雲
昔はもっと 高く高く聳え立つ
筋肉のビルのようだった。

冷えない夕刻の道を歩くと
蜩(ひぐらし)の泣き声・・
ききききききーーー
すぃすぃすぃすぃすぃーーー
あの染み渡る声は
こんな偽語では表現できない。
人間に涼を送るのは
冷風だけではない。
この泣き声は
今日も暑かったねえ
お疲れ様と
連日寝不足の私を
ねぎらってくれる。
入道雲は、別名 雷雲とも言う。
夏休みの夕方に 突然の雷と夕立の中を
走って帰った記憶が懐かしい。
気温上昇で立ち昇った入道雲・・
本来の機能に戻って欲しい。
昨日は、一時帰宅した健治兄さんと
刺身をツマミに夕餉を共にした。