12/20 五十嵐酒造で風土季とめ作業に参加

朝4:50に起きて
暗闇の秩父の町を歩く。
氷点下7℃の表示に 笑うしかない。
7時前に飯能駅に着くと
オレンジ色の朝日のシャワーを浴びた。

タクシーで 五十嵐酒造へ。

今年も、この時期に ここへ来た。
わたしたちが田植えから始めて酒を造る・・
一苗倶楽部
その酒 風土季の仕込みの最終工程に
参加できたのだ。
わたしたち・・と言っても
丸屋酒店五十嵐酒造 この両老舗の努力が
実を結んだことだ。

もう6年くらい、関わらせていただいている。
飯能大通り商店街にあったギャラリー・ゼフィルスが結んだ縁だ。




酒造りは 蒸したお米を 3段階に分けて仕込む
1 そえ  2 なか  3 とめ
酒母(しゅぼ)は、山田錦を使うが
この工程は、われらが生産した米 キヌヒカリを100%使う。
この日 私が参加したのは3の とめ
最終工程だ。

蒸された米・・甘みがあって美味しい。


雑菌の繁殖を防ぐために冷却する。



さらさらになったお米を 仕込み樽(タンク)へ
1、2と共になったものを 下から起こすように
人の作業で攪拌する。

こうして 来年の1月中には
新酒 風土季が誕生する。
2月に お披露目が予定される。
関わっているといっても
全般から言えば、ほんのわずか邪魔しているに過ぎない
と思うが、『おらが酒』のように嬉しく
今から待ち遠しい。

五十嵐酒造の専務から 貴重なお話も伺えて
早起きは3文以上の得な一日だった。

一仕事を終えた蔵には
暖かい お米色の陽のシャワーが注いだ。