プールの休息


夏本番・・
来月になれば便りも、暑中から残暑見舞いとなる。
夏の音・・体調優れぬ中では、太陽のジリジリ音が聞こえるようだが
蝉、雷、風鈴、ヒグラシ、氷を切る、打ち水、花火、水遊びジャバジャバ
と、ジリジリと強い日差しだからこそ生まれる音ばかりだ。
こう考えると、夏も悪くない。
ただ、蒸しているので、疲労感が強いし、体を休めたくなる。
夏の日差しが林たちを使って時折影絵を見せてくれる。
開園前の遊園地のプール・・
まもなくスライダーから滑り込んだ子供たちが着水して
ジャバジャバ音と歓声で割れんばかりになる。
水から上がって階段を上り、また滑り込むスリルを楽しむ。
これは、人の体温が入らない、朝のプールの
夏の光源が織り成す光と色彩の美しさと静寂に感動して描いた。
『プールの休息』個人所蔵
昨日はゆっくりと体を休めた。今朝も9時頃まで起きれなかった。
8時15分頃、パートナーの『行ってきます』の声がかすかに聞こえた。
気を遣って起こさないでいてくれたのだろう。
首の痛みが、やや和らいだ気がする。そろそろ自分の中の
ジャバジャバ音を自分の感性のプールに入れて絵画労働を開始しよう。