大地の蒲公英 風に乗る



冬の枯れた大地だと見ていた私は、表面しか受け取っていなかった。
昨年風に乗って旅をして、自分の場所を見つけて根をはった
蒲公英(タンポポ)は着実に大地に新しい血を注ぎ、今年も
鮮やかな黄色の姿を見せてくれた。
大切な人の息子さんの自殺という、やりきれない訃報が昨日届いた。
心が寒くなる知らせが続いた、冬の私だが 暖かい風と青空に向かって
上と歓喜に胸を張っていこう。
作品は『大地のタンポポ風に乗る』