アダージッシモとは、音楽用語で
最大限緩やかにという意味らしい。
ここ、山梨県大月駅前のレストラン・アダージッシモで
9/14まで『流るる風景』個展を開催させていただいている。
（当初、8/31までだったが 延長となった）
一階の奥のバーカウンターに いちまいの写真が そっと置いてある。
オーナーに聞くと、ここの常連の看護婦さんで
いつもこの席で、麒麟麦酒を粋に味わっておられたそうだ。
惜しくも昨年亡くなられたそうだが、この方はまだ
この店のカウンターに流るる空気を楽しんでいる。
私の絵も観てくださっているだろうか？ふとそんな気分にされる。
こうした心を大切にされるオーナー天野氏との出会いが
初めての山梨の私の個展となったのだろう。
隣りの兵士は、現代に次々に失われる大切なものを
護衛（まもって）しているのだろう。
今日も麒麟麦酒で良いですか？
失礼ですが、私に注がせてくださいますか？
明日も来て下さいね。
8/31記述
