日中陽が当たると暖かいが、3時過ぎると寒風が辛い。
こんな中、東町の商店街の道を通ると、
心に別の風が吹いてくる。
山瀬いどむ(篠島実)さんの武甲山の写真の数々が貼られているからだ。
そして、写真に街の陽が溶け込んでいた。嬉しい。
武甲山をこよなく愛し見つめ続けた記録は、熱い情熱に満ち、
無残に今も削られ続けている姿は、胸が痛む思いだ。
武甲山から削られる石灰がセメントとなり、
沖縄の海と命を奪うためのコンクリートにもなりうる。
東町・武甲山ストリート(勝手に命名)は、家路に急ぐ私の足を、
今年も止めて語った。