『紫陽花アナベルの夜』いちまいの絵7月

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『紫陽花アナベルの夜』
紙に交響(多種)水彩とコラージュ
310×240mm


先日、生まれて初めて生で歌舞伎を見た。
歌舞伎座(第五期新築)でだったが、
自分は、絵画として見ていたのかもしれない。
それは【見えるように 表現】ということだ。

自分で植えた紫陽花アナベルは、大した手入れもしないのに
年々増えて見事に花を咲かせる。
10年ほど経っていても、絵にできなかった。

白い小さな花の集団を包み込むような印象・・
夜も白く浮き出、月明りをほのかに吸収するような様
葉には、命の脈が息づく。
ペンダントライトではなく灯篭のように・・
自分が感じ【見えたように 表現】するには?

描きすぎると(凄いねと感心はされるが)
感動の印象から遠ざかってしまう。
何に一番感動したのか でそぎ落としたり・・
今回の一枚は、一つの試みではあった。
トレーシングペーパーや、5種類の紙、制作しだしたのは5年くらい前だ。
今後コラージュをどんどんしていくということではないが、
大切なのは、感動してインストールされたものを
作家が表現できるかということだと思う。
http://www7b.biglobe.ne.jp/~artkomoto/1mai/1maif.html

[昨日の断片]170701