現職アメリカ大統領が遂にヒロシマ訪問だが・・



各局の報道は【画期的なこと】とトップで取り上げたが
私はそういう気持ちにはなれなかった。
核兵器と戦争の武器を、いまだ世界で最多に作り続け、売り続けているアメリカ。
まるで当事者ではないかのような、天災のような語り口・・
【71年前の晴れた朝、空から死が降ってきて世界が一変しました。
せん光が広がり、火の海がこの町を破壊しました。】
今では、真珠湾攻撃の前にアメリカが情報を得ていて、
ぬきうちにならずに指令を伝達し応戦できたはずなのは明らか。
原爆が日本の止めない戦争を終わらせる唯一の手段というのも大嘘で、
当時、武器も戦闘機も戦闘員も壊滅に近い状態で、
生産工場もない一般市街地に市民もろとも抹殺する爆弾の必要性など皆無だ。
これは単なる非道な実験で、ウラン型爆弾の及ぼす破壊力の実験がヒロシマで、
プルトニウム型爆弾の実験がナガサキだったのは、証言から明らかで
しかももう一種類の原爆も落として実験を計画していた。
相手は畜生だ・・とトルーマン大統領は書いていた。
オバマさんに気持ちがあっても、一人ではどうにもならないだろう。
だから、あの抱擁、あの書かれた筋書きを読むにとどまったのだろう。
しかしもっと罪深いのは、日本が再び きなくさい道に進みつつあるということだ。



[昨日の断片]160527