『卒業』いちまいの絵2019年4月

f:id:artkomoto:20190408062840j:plain

『卒業』

桜の季節は、春到来と共に卒業の連想がある。
孫娘が、志望高校受験に合格し、無事に中学を卒業した。
越生で開催の個展初日に来てくれた彼女に、
産声を上げた頃からのいくつもの顔やしぐさの記憶が重なる。

今は健康的なパンパンの素足の女子高生・・。
これからは肢体の成長の均衡がとれて、
ハイヒールの似合う美しい大人の女性へと、
成長していくことだろう。

ヒップホップダンスやテニスに夢中だった孫娘は、
日に焼けるからと遠ざかり、いつの間にか大人しくなった。
いつか親元に「相手」を連れてくるのではと思うと、
今から心騒がせる爺であるのだ。

半抽象的に描いた作品。
変な言い方だが、身体や心の成長がアンバランス時期を、
なめらかでないタッチで表現したかった。

キャンバスに多種水彩、アクリルなど A4サイズ