村上浩康監督【蟹の惑星】に、3.11以降の干潟を想う。

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一昨年、遠野で初めてお会いし、花巻個展【秩父のゴーシュ】に続き、

今年の新宿個展【ペイン氏の肖像2】もご高覧いただいた、

映画監督の村上浩康さんが、東京多摩川の干潟に関わって生活する人や

そこで暮らす生きものに焦点を当て、根気よく取材し続けたドキュメンタリーが、

【東京干潟】【蟹の惑星】の二本だ。https://higata.tokyo/index.html

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17日にポレポレ東中野の上映に駆けつけた。街の老舗名画座

とても居心地の良い空間だった。

ネタバレになるので映画の内容は語らないが、

印象的だったのは、3.11以降の土壌の変化が、

干潟の蟹の生育に影を落とし、半数近くまで減ってしまっていること。

オリンピックに伴う開発による、さらなる破壊、捨て猫・・様々な日本の姿を

浮き彫りにした秀作で、ロングラン上映中だ。皆様も是非。

問い合わせはこちらに https://www.mmjp.or.jp/pole2/

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