日常(凡庸な日々)にある美



繰り返しの家事をやり
繰り返しの世話や関わる作業をし
あっという間に昼になり
いつの間にか日が暮れて
今日も終わった一日か・・そんな日常
平凡、凡庸な日々。
しかし、そんな中にも美の瞬間がある。
【今日も大変だったね、暑かったね、お疲れ様】と
ねぎらうように魅せてくれる美しさの時がある。
ありがとう。
それを見逃さないようにしたい。
美を求める心が埋もれないようにしたい。
Even if you live a mediocre life, you will encounter a beautiful moment.


茨木のり子さんの書いた【自分の感受性くらい】のように。
http://kajipon.sakura.ne.jp/kt/shisyu.html

ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて

気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか

苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし

初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもが ひよわな志しにすぎなかった

駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄

自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ

[昨日の断片]180804