昨日は午後思い立って、上野の東京都美術館に行った。
8日で終わる特別展・藤田嗣治の絵を見るためだった。
雨だったが混み合う会場で、興味のある作品だけを見て帰った。
戦争画は見る気もしなかった(過去、近代美術館で見て嫌悪感がある)。
天花粉を使った乳白色の女性も、彼の描く猫も、自分には不健康に添え物装飾的に映る。
独自の世界を切り開いたことにも技術的にもプロを感じるが、
自分はやはり【金になるから】【有名になるから】よりも
【心からのもの】を描いていく・・画壇から評価されずとも、
画家として間違っていない道だ・・それを再認識できたことが良かった。
晩年の彼の自画像に気持ちが入って見ていた。